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Hitachi
  • コネクティブエンジニアリング
  • 2019年入社
    コネクティブエンジニアリング事業部
  • 物質理工学専攻
  • M.Y

私が、つなぐ未来。

適切に回路が働くかを
チェックし
安全な電気自動車を
世に送り出す

EPISODE.01

電気自動車に
搭載される
パワーエレクトロニ
クス回路の動作確認
フェーズを担当

現在は、主に電気自動車に搭載するパワーエレクロトニクス回路の設計を行っています。パワーエレクトロニクス回路とは電力を変換するための回路のこと。一口に電力と言ってもさまざまなタイプがあります。電気自動車は、バッテリーから流れる電力がモーターを動かしていますが、バッテリーの電力そのままではモーターは動きません。そこでバッテリーとモーターの間に入って電力の変換を行うのがパワーエレクトロニクス回路です。
私は、この回路の動作確認フェーズ、解析業務を主に担当しています。一通り回路の設計が完了したら、適切に回路が働くかをチェックする必要があります。実際の製品で確認するのが一番正確ですが、コストも時間も莫大にかかってしまいます。そのため、一度コンピュータ上でモデルを作成し、正しく動作するかどうかの確認を行うのです。解析後、動きが悪かったところをチェックし、ブラッシュアップしてお客さまに納品します。意図しない動きをしたときは解決策までご提案する必要があるので責任が大きいですが、その分とてもやりがいを感じています。

EPISODE.02

自由に新製品の
提案ができる
事業部内を活性化する
アイデアプロジェクト

私が所属しているコネクティブエンジニアリング事業部では、年に一度社員からアイデアを募集する「アイデア発想発掘プロジェクト」を実施しています。私は入社1年目のときに、ドローンを使った遭難者の探索システムを提案し、2位を獲得しました。その後、実現可能性の調査のための予算をつけていただき、市場動向調査や技術的実現性の検証などを実施しました。結果、製品化まではできなかったのですが、技術的な問題を解決するエンジニアの視点に加え、製品として成立するかどうかの経営視点も養えるよい経験だったと感じています。
このプロジェクトでは、製品化につながるものだけでなく、業務を効率化するためのツール購入の提案など、自由に発言することができます。このような取り組みを通して、コミュニケーションの活発な職場の雰囲気がつくられています。

EPISODE.03

関連知識の習得に加え
これからの
解析業務を担う
人財育成にも
取り組みたい

パワーエレクトロニクス回路は、さまざまな分野のノウハウが集まってつくられています。回路のことだけを知っていれば仕事ができるわけではなく、その先にあるバッテリーやモーターの知識も必要とされてくるのです。担当するプロジェクトが変わるたびに知識を深めていかなければいけません。より多くのプロジェクトを経験して幅広い知識を習得し、効率的に解析業務を進められるようになりたいと思っています。
また、解析業務は非常に専門的な分野であり、担当できる人財が限られています。そのため、育成トレーナー的な立場にもなっていきたいと考えています。現在はチームの新人教育を任されていますが、より多くの人財を育てていきたいです。解析業務は電気自動車の安全性を担保するとても重要な業務。この仕事のやりがいも伝えられるトレーナーとなるため、経験を積んでいきたいと思います。