Connective Engineering
コネクティブエンジニアリング(CASE・IoT)
国内トップクラスの組込みソフト・ハードの技術を通じて、
ヒト・モノ・コトをデジタルで融合し、新たな価値を創出。
機器へ組み込むソフトウェア・ハードウェアの開発を中心に、自動車、産業分野、社会インフラ向けなど、さまざまな場面で高度な技術を提供しています。自動車分野では機器の電子・電動化を通じ、自律走行に代表される車載情報・車両制御の開発を推進。また、映像処理・画像処理や画像認識・分析技術、制御系ソフト/ハード開発などの組込み基盤技術の提供、産業・社会インフラ分野におけるカメラ技術を活用した監視システムの構築など、民生品から産業・インフラまで機器の情報・制御の開発ニーズに応えています。さらに、幅広い分野でのサービス提供における技術を結集し、ヒト・モノ・コトをつなぐIoT関連技術を生かしたサービスも推進。組込みソフト、プラットフォーム開発、画像認識・画像処理などのソフトウェアのみならず、FPGA、回路設計、自動車などの制御系ソフト/ハード、機器の機能安全の推進など、多様なエンジニアリングを通じて高度な技術を提供しています。
組込みシステム、映像関連機器、制御ソフトの開発により、
機器の高機能化やIoTに対応したソリューションを展開。
高度な技術を通じて、民生品・産業向け機器を問わず、さまざまなソリューションを提供しています。自動車向けソリューションでは、カメラ設計、画像認識、自律走行制御、自動走行技術の開発から車載ECU*、車載情報機器・無線関連技術までトータルで車両の開発を推進。車載情報・車両制御の技術を通じて自動車走行を取り巻くさまざまな情報を検知・認識し制御する技術を提供しています。また、ヘルスケア・民生品など機器メーカー、半導体メーカーをターゲットとし、LSI・回路設計やFPGA論理設計、組込みソフト/ハード設計などの組込み基盤技術を提供。各種OS・マイコンや機能安全規格への対応など、高度な技術でお客様のニーズに応える機能の実現に貢献しています。さらに、カメラなどを活用した画像・映像技術や機械制御の技術を活用した監視ロボットの開発、工場の稼働状況を可視化して工場のIoT化を推進するサービスの提供など、産業・社会インフラ向けソリューションも積極的に推進しています。
- *ECU:Electronic Control Unit
SERVICE私たちが提供する製品・サービス
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コネクティブエンジニアリングソリューション
ありとあらゆる製品が相互連携するコネクティブ時代の設計・開発においては、ヒトや周囲に害を及ぼさないための高い安全性や、外部からの侵入を防ぐなどのセキュリティ対策が重要です。また当該規格に準拠する必要があります。しかし、この安全対応とセキュリティ対応の両立には課題があり、効率的な開発手法が求められています。
このようなモノづくり現場の変化にいち早く着目し、取り組みの最も進んでいた自動車業界に2002年から参画。20年にわたってつながるシステム構築の知見とノウハウを蓄積しました。
自動車領域で獲得したドメインナレッジ、機能安全対応、セキュリティ対応、SE/MBSE実践に関する実務経験と技術力で、医療業界、農業機械、建設機械、製造・産業用ロボットなどにおいて、コネクティブ時代の設計・開発をサポートいたします。 -
エッジAIを用いたソリューション
AIによる処理は、現在はクラウドやサーバ上で行われていることが多いですが、システムの最適化から、AI処理を自動車やスマートフォンなど端末機器側(エッジ)で実行させる技術が「エッジAI」です。自動車に搭載するカメラを例に取ると、エッジ側(自動車)でAIを用いて高視認化処理を行い、状態解析を実行することで、高速処理・判断することができます。エッジ側の超高速AI処理を実現するため、FPGAなど支える技術を活用しながらシステム全体の最適化をめざします。
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自動車向けソリューション
ナビゲーション、車内ユーティリティなどに代表される「車載情報」と、ADAS(先進運転支援システム)、モデルベース開発、機能安全(ハード・ソフト)、MBSE(Model-Based Systems Engineering)などの技術・ノウハウを活かした「車両制御」技術を通じて、自動運転化により複雑化するシステムへ対応しています。また自動車産業の今後の領域といわれているCASE(Connected(コネクテッド),Autonomous(自動運転),Shared&Services(シェアド・サービス)、Electric(電動化))にも、既存技術を活用しながら対応していきます。
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映像処理技術
当社の組込み基盤技術における強みの一つは映像処理技術です。組込みソフト、LSIやFPGAを用いた映像処理では、現画像の高可視化を実現し製造分野から放送機器、自動車、ヘルスケアまで、さまざまな分野で活用されています。また工場などに複数台の360度カメラを設置し映像をふかん合成、現場を立体的に表示させるVSIP*を映像ソリューションとして提供しています。*「VSIP」は株式会社日立産業制御ソリューションズの登録商標です。
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電動化、パワエレ、インバータ設計におけるCAE解析、MBD、シミュレーション活用
CAE解析(Computer Aided Engineering)は、機械設計のプロセスにおける、コンピューターを利用したシミュレーションや解析のことです。振動や荷重による応力解析や熱伝導解析、流体解析などを行うことにより、試作機の製作や実験をせずにシミュレーションで設計上の問題点を洗い出します。
自動車業界で進んでいる、動力源をエンジンから電気モーターに変えていく「電動化」で欠かせない、パワーエレクトロニクス、インバーターの設計においては、高性能化、省エネ化、小型化などのニーズに対し、このCAE解析が重要なカギとなります。2つ以上の物理現象が相互に及ぼす影響を考慮した解析をする「連成解析」や、システムレベルで全体最適設計を可能にする「1D-CAE」など最新技術を提供しています。 -
指静脈認証装置
指静脈パターン(生体情報)認証により、扉の開閉を制御する認証システムを提供しています。個人単位での入退室可否設定による高度なセキュリティの構築が可能となり、オフィス・工場からデータセンターなどの機密エリア、マンションのエントンランスなどまで、幅広く利用することができます。画像処理系の業務となりますが、装置・システム設計からFPGA・基板設計、ソフトウェアによる画像認識・制御まで幅広いエンジニアが開発を担当します。