報道各位
2002年11月6日
株式会社 日立マイクロソフトウェアシステムズ
株式会社日立マイクロソフトウェアシステムズ(社長:山田邦光、本社:神奈川県横浜市、以下日立MS)は、ソニー株式会社よりライセンス供与を受け、メモリーステッィク用のWindows(R)CE.NET対応デバイスドライバーの開発に着手し、2003年春に製品および関連ソリューションを発売する予定です。
今回開発する内容は、「メモリースティックファイルシステム用デバイスドライバー」および「メモリースティックI/O拡張モジュール用デバイスドライバー」です。これらのデバイスドライバーは、インテル(R)XScale(TM)アーキテクチャのCPUなどに対応する予定です。
メモリースティックは「さまざまなコンテンツを、さまざまな機器で使い、記録・共有・交換すること」を目標に開発され、ユビキタス社会の到来により今後もさらなる利用の拡大が期待されるIC記録メディアです。
一方、Microsoft Corporation のWindows(R)CE.NETは、デスクトップ用OSとの高い互換性や、IPv6など新機能への対応、充実した開発環境などから、数多くの機器に採用されているOSです。
日立MSは、今回の開発により、メモリースティックをWindows(R)CE.NET搭載機器でも利用可能な外部メモリーカードとすることで、ユーザーにとってメリットの多い環境を提供できるものと考えています。また、メモリースティックの応用モジュールとしてカメラモジュール,GPSモジュールなどが製品化されている「I/O拡張モジュール」のインタフェースに対応したデバイスドライバーも開発します。これにより、「I/O拡張モジュール」対応製品もWindows(R)CE.NET機器で利用することが可能となります。
日立MSは、Microsoft Corporationのパートナープログラム「Windows(R) Embedded Partner」としてMPEG-4、メールエンジンなどのWindows(R)CE用ミドルウェア製品の開発およびシステムインテグレーションの実績を背景に、Windows(R)CE.NETを搭載する機器にメモリースティックを外部メモリーカードとして対応させるデバイスドライバーの開発および関連ソリューションの提供により機器組込みソリューションの充実を図ります。
ソニー株式会社 コアテクノロジー&ネットワークカンパニー メモリースティック事業部長の矢永 雅治様は今回の開発について「メモリーステッィク用Windows(R)CE.NET対応デバイスドライバーを開発して頂くことにより、今後大きな発展が期待される組込み機器の分野において、メモリースティックを通してさまざまな製品やサービス、コンテンツを提供することが容易となり、メモリースティックのつながる世界がより一層強固なものになるでしょう。今回の日立MSのドライバー開発によって組込み機器市場においてユーザーの利便性を向上させることができ、大変喜ばしいことです。」と述べられています。
(株)日立マイクロソフトウェアシステムズ 営業部 担当:大塚
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