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日立情報制御ソリューションズ

Hitachi

NEWSRELEASE

2013年12月05日

Linux搭載産業用コンピュータを販売開始

「HF-BX/LXシリーズ、HF-BT/LXシリーズ」

Linux搭載産業用サーバ「HF-BX/LXシリーズ、HF-BT/LXシリーズ」

 株式会社日立情報制御ソリューションズ(取締役社長:山 光雄、本社:東京都台東区秋葉原6番1号/以下、日立情報制御)は、このたび、端末用途向けに小型、省スペース、静音を実現し、コストパフォーマンスを改善した、Linux搭載産業用コンピュータ「HF-BX/LXシリーズ、HF-BT/LXシリーズ」を開発し、本日から販売を開始します。

 日立情報制御は、Linuxを搭載した産業用コンピュータ「HF-W/LXシリーズ」を株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明、本社:東京都千代田区丸の内一丁目6番6号)と共同で開発してきました。
これまではミッションクリティカルな分野向けに障害解析を重視していましたが、今回は24時間連続、365日稼動機能は同様に、保守性、自動復旧を重視しながら、コストパフォーマンスの改善をはかりました。
さらに、全ての接続を前面に配置し、機器組込みに最適な「HF-BX1000/LX、HF-BX1200/LX」と、省スペースで静音を実現したデスクトップ型のLinux搭載産業用コンピュータ「HF-BT1000/LX」の2タイプを開発しました。

 従来の「HF-W/LXシリーズ」でも行っている発売開始後3年間の長期安定供給をはじめ、高信頼設計により7年にわたる長期ハードウェア保守、OS含めたソフトウェアインタフェースも同一仕様をご利用いただけるため、システム維持のためのTCO(*1)削減が可能です。また、オープンソースであるLinuxを使用しているので、不具合の原因がOSにある場合でも障害の解析・解決を迅速に対応できます。
長期安定稼動をサポートするRAS(*2)機能を標準装備しているので、社会インフラ設備や製造装置組込みのような長期間使用にも安心してご利用いただけます。

*1
TCO(Total Cost of Ownership):コンピュータシステム導入、維持、管理などにかかる費用の総額。
*2
RAS(Reliability Availability Serviceability):信頼度の尺度として用いられる信頼性、可用性、保守性を列挙したもの。

 日立情報制御は、2000年10月に産業用コンピュータとして初めてLinuxを搭載した「HF-W/LXシリーズ」を開発・販売して以来、本分野におけるシステムの機能と性能アップを重ねてきました。安定稼動・高信頼性を要求される分野でユーザーの要望に応えられるよう、今後も産業用コンピュータを開発・販売していきます。

「HF-BX/LXシリーズ、HF-BT/LXシリーズ」の強化機能

  1. 機器組込み用途に最適(HF-BX1000/LX、HF-BX1200/LX)
    • 全ての接続を前面に配置したフロントアクセス構造、コンパクト設計により機器組込みに最適な組込み型コンピュータです。外部接点を標準装備し、検査装置など各種装置への組込み利用を想定しています。
  2. 小型、省スペース、静音で端末用途に最適(HF-BT1000/LX)
    • HDDは保守作業に容易な前面配置のデスクトップ型コンピュータです。高い静音性を実現し、コールセンターや受付業務などの端末での利用を想定しています。
  3. 充実したRAS機能により、障害検出と解析が可能
    • 全シリーズに標準搭載しているRAS機能によりHDDやファンなどの異常や筐体内部の温度異常を早期に検知し、状態表示LEDなどで通知することが可能です。
    • 特定キー入力によりメインメモリの内容をHDDに自動保存するメモリダンプ機能を標準搭載しています。 メモリダンプで取得したダンプファイルの解析により、障害発生時の原因解析や、デッドロック検出など、さまざまな障害要因の判別が可能です。
    • ウォッチドッグタイマ機能により、OSまたはユーザプログラム障害によるタイムアウト発生時、システムリセットし自動復旧することが可能です。
  4. 最長7年の保守と同一OSの長期サポートにより、TCO削減を支援
    • 汎用PCは比較的安価に購入できますが、実装している部品寿命は短く、モデルチェンジが頻繁に行われます。装置への組込みや監視システムなどで使用される場合は、買い替えやアップグレードのたびに動作検証という見えない作業が付随し、設計者や現場作業員の負荷およびコストが発生します。最長7年の保守サービスと同一OSやソフトウェアをご使用いただける「HF-BX/LXシリーズ、HF-BT/LXシリーズ」により、システム維持のためのTCO削減を支援します。

「HF-BX/LXシリーズ、HF-BT/LXシリーズ」の特長

  1. OSにLinuxを採用
    • Red Hat Enterprise Linuxはハードウェア同様の長期サポートだけでなく、各種問い合せにも迅速に対応いたします。また、障害発生時にはOS面でもサポートいたします。
  2. 24時間365日連続稼動可能な組込み型産業用コンピュータ
    • 電源、ファン、マザーボードなどに長寿命部品を採用しています。また、全ての製品を対象に温度試験を実施し、周囲温度5〜40℃まで耐えられる設計など高い耐環境性をもっています。
  3. 発売開始後3年間の長期製品供給
    • ハードウェア、OSを含めて3年間は同一部品、仕様でサポートいたしますので、修理のたびに発生するデータ移行、動作検証などの手間も省け、費用面でも安心してご利用いただけます。
  4. 納入後最長7年の長期修理サービス
    • ユーザーの運用により以下の修理サービスをご利用いただけます。
      ・センドバック修理サービス
      ・オンサイト修理サービス
  5. 安心なハードRAID1を選択可能
    • 最大2台のHDDの設置が可能であり、2台搭載時にはデータの破損など突然のデータ障害が発生した場合にも、2台のディスクに同じデータを保存して管理するRAID1が選択可能なので、システムの信頼性が向上します。

販売目標

年間1億円

製品の価格・出荷開始時期

名称 プロセッサー 価格 出荷開始時期
HF-BT1000/LX Intel Core i5 プロセッサー
Intel Celeron プロセッサー
オープン価格 本日より
HF-BX1000/LX Intel Core i5 プロセッサー
Intel Celeron プロセッサー
オープン価格 2013年12月末(予定)
HF-BX1200/LX Intel Core i5 プロセッサー
Intel Celeron プロセッサー
オープン価格 2013年12月末(予定)

製品情報

日立産業用コンピュータ:http://www.hitachi-ics.co.jp/product/hfw/hf.html

取り扱い事業部・照会先

株式会社日立情報制御ソリューションズ
営業本部 ソリューション第二営業部 [担当:舛水]
〒110-0006 東京都台東区秋葉原6番1号(秋葉原大栄ビル)
TEL:03-3251-7243

報道機関からのお問い合わせ先

株式会社日立情報制御ソリューションズ
営業本部 営業企画部 [担当:清水]
〒110-0006 東京都台東区秋葉原6番1号(秋葉原大栄ビル)
TEL:03-3251-7240

  • * 本製品を輸出等される場合には、外国為替及び外国貿易法の規則ならびに米国の輸出管理規則など外国の輸出関連法規をご確認のうえ、必要な手続きをお取りください。なお、ご不明な場合は、当社担当営業にお問い合わせください。
  • * このニュースリリース記事の情報(製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URLなど)は発売日現在の情報です。 予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。