2013年10月30日(水)~31日(木)に、国際フォーラムにて開催された「日立イノベーションフォーラム2013」にて、「地域医療、介護における地域包括支援実現への取り組み」と題した、当社の取り組み紹介を行いました。
日本の医療は、急速な少子高齢化社会や慢性的な疾患(寝たきり、認知症など)の増加により、これまでの病院完結型から、自宅・地域を中心とした『持続可能型・ケア体制』に移行することが急務となっています。
しかし、そのためのシステム/環境構築の現場では、これまでの病院中心の考えの延長線ともいえるシステム化や、システムを提供するベンダー側の独自仕様などによって、「地域包括支援」の意味での環境構築は、あまり進んでいませんでした。
そこで当社は、『地域医療、介護に関わる複数の職種間の連携』を実現すべく、下記の目標を立てました。
1.既存システムを活用したベンダーフリーの連携環境構築
2.多職種の関連施設が参加しやすいこと
3.堅ろうなセキュリティで個人情報を守りつつ共有できること
4.新しい職種への対応や、新技術を柔軟に取り込める環境構築
これらを実現し、患者が安心して個人情報を委ねられ、多職種の人々が使命感でつながるヒューマンネットワークを形成するための「地域連携基盤パッケージ」を開発しました。
患者/要介護者を中心として、そこに関わる自治体、医療機関、介護業者、そして家族や地域住民などが本人に関する情報を共有できるプラットフォームを提供します。
というように、関係者が[気づき]と[状況]を書き込み共有することで、きめ細かいサポートができる環境を構築します。
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