報道各位
2012年10月31日
株式会社日立アドバンストデジタル
株式会社日立アドバンストデジタル(代表取締役社長:嶋本 望、本社:横浜市)は、家屋などの基礎・土台や各種配管の損傷などの点検作業を遠隔操作でサポートする『点検支援ロボット』を開発し、2012年10月31日から受注を開始いたします。
家屋の床下など『狭い』、『暗い』環境での建築基礎・土台や配管設備の点検作業では、作業者にとって肉体的にも精神的にも負担が大きく、オーナーさまに損傷箇所などをリアルに確認していただくことが、難しいということがあります。この様な状況の中、作業者に代わって、点検用カメラを搭載した機械を遠隔操作で点検必要箇所に送り込むことで、点検作業者の負担を軽減することやオーナーさまにもリアルタイムで点検箇所の状況を確認できる様にすることが望まれています。
今回発売する『点検支援ロボット』は、学校法人千葉工業大学 未来ロボット技術研究センターの小柳栄次副所長に技術的なご支援をいただき開発した不整地走行のクローラー装置に点検用カメラを搭載し、作業者が床下に潜り込む必要なく、遠隔操作により、家屋床下の基礎・土台や各種配管の損傷状況を動画や静止画でモニターに表示し、必要な画像を記録するものです。特にクローラー装置においては、シートの巻き込みや車輪の空転などで円滑な動作が難しかった「防湿シート」が敷設された家屋の床下でもシートを巻き込むことなく、スムーズな走行・旋回動作を実現しています。こうした走行性能の改良により様々な床下環境の点検作業に対応することができます。(本クローラー装置は特許出願中)
また、1996年より累計1,500台以上の納入実績がある『高所点検記録装置』で好評な操作性をそのまま継承していますので直感的に操作でき、現場作業でスムーズにご利用いただけます。
本製品はハウスメーカーの他に配管設備などの施工会社、建物管理会社などを主な対象として、販売を展開していきます。
当社が開発したクローラー装置は、前述の「防湿シート上のスムーズな走行・旋回動作」の他に「150mm程度の段差を安定した乗り降り」、「操縦ミスによる転倒の回避」「階段昇降」などの特徴があります。これらの特長を活用して、床下点検以外のニーズに合わせた様々な用途への展開も計画しております。更に今後、多様な「ロボット応用技術」を活用したエンジニアリングへの展開を図っていきます。
詳細につきましては製品ホームページ
(http://www.hitachi-ics.co.jp/product/tenken-robo/)をご覧ください。
製品名称:点検支援ロボット
型式:HV-YT10
価格 | オープン価格 |
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受注開始日 | 2012年10月31日 |
標準的な納期 | 受注後3ヶ月 |
販売目標 | 2012年度 100台 |
(株)日立アドバンストデジタル ビジネス推進本部
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