2012年3月12日
株式会社日立情報制御ソリューションズ(取締役社長:茅根 修、茨城本社:日立市大みか町五丁目1番26号/以下、日立情報制御)では、
かねてから設置を進めていた太陽光発電システムが3月2日から本格稼働を開始し、スマートなファクトリーの実証実験を開始しました。
日立情報制御は2億5000万円を投じて茨城県日立市の本社建屋(設計棟2棟(うち1棟は2012年12月に竣工予定)、工場棟1棟)においてスマートなファクトリーの実証実験を実施します。
今回その第1フェイズとなる太陽光発電設備(定格容量100kW)が完成し、本格稼働を開始しました。2010年度の夏季ピーク電力使用量854kWに対し、今後スマートなファクトリー計画を順次進めることで、
電力使用量の15%削減、夏季ピーク電力の25%(220kW)低減をめざす計画です。
日立情報制御では、茨城大学(工学部情報工学科 佐々木研究室)と共同で「日射量の変動予測」に関する研究を実施しており、
この研究成果を基にして、雲の動きから太陽光発電量を先行予測することにより、急激な発電量の減少を予測するとともに蓄電池から先行放電することで、
供給電力を平準化するアルゴリズムの適用を計画しています。また、電力会社からの電力使用量抑制の要請に対応して、空調機の設定温度の自動上げ/下げや、
照明の自動間引き制御などといった生産に関係の少ない部分から電力消費を抑制するデマンドサイドマネジメント(DSM)を導入する計画です。
また、この実証実験で得られた成果を日立情報制御が進めるスマートコミュニティ事業の各種製品(スマートなファクトリーを含む各種エネルギーマネジメントシステム(xEMS))に
取り入れることでより良い製品を提供するとともに、株式会社日立製作所情報制御システム社と連携しビジネスを拡大して参ります。
本実証実験は、2011年6月に株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/本社:東京都千代田区丸の内一丁目6番6号/以下、日立)より発表した日立の情報制御システム社大みか事業所、 株式会社日立エンジニアリング・アンド・サービスの大沼工場および日立情報制御の茨城本社が連携して進めている分散型エネルギーマネージメントシステム(Energy Management System)実証実験と連携して実施しております。
稼働を開始した太陽光発電システム
日立情報制御スマートなファクトリー全体計画(イメージ)
株式会社日立産業制御ソリューションズ
コーポレート室【担当:山下 龍太郎】
TEL:0294-52-8657
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