積付計画支援システム「NEUPLANET／LP」を販売開始

自動立案した積付計画の多拠点共有と多言語対応により、現地での積付品質の向上と作業時間の短縮および現地作業者の技術向上を支援

図1　積付計画支援システム「NEUPLANET/LP」の利用イメージ

株式会社日立産業制御ソリューションズ(取締役社長：髙山光雄／以下、日立産業制御)は、積付（*1）計画や配車計画の作成支援機能を中心に、輸配送業務全体の統合管理や、見える化機能を提案する輸配送業務支援ソリューション「NEUPLANET」シリーズより、積付計画の多拠点共有と多言語に対応した積付計画支援システム「NEUPLANET/LP」(以下、「NEUPLANET/LP」)を5月20日に販売開始します。
今回販売開始する日本語版につづき、英語対応版、中国語対応版（*2）を順次販売します。

*1: 積付：輸送配送のために荷物を輸送船・輸送機・輸送車などに配置すること。
*2: 英語対応版、中国語対応版：要望により日本語・英語・中国語の3ヶ国語まで対応可能です。先行販売する日本語版との多拠点共有が可能です。先行した日本語版に費用追加により、英語・中国語を追加することが可能です。

「NEUPLANET/LP」は、積付計画支援システム「NEUFRECS」(以下、「NEUFRECS」)の後継システムで、「NEUFRECS」の特長であった積付条件を考慮した積付アルゴリズムを用いて、貨物の効率のよい配置を自動立案する機能を改善、機能追加することで、輸配送効率の向上を支援します。
「NEUPLANET/LP」を活用することで、積付計画作成時間の短縮と輸送容器や輸送費の削減とともに、現地での積付品質の向上と作業時間の短縮および現地作業者の技術向上を図ることができます。

近年、荷主企業による生産拠点の海外シフトが増加傾向にあり、海外での輸送量の最小化推進と積付作業効率、品質向上を目的に、国内からの現地作業計画把握と現地作業者の技術力向上のニーズが高まっています。

こうしたニーズに応え、日立産業制御は、従来の積付計画自動立案に加え、積付計画を多拠点で共有することができる積付計画支援システム「NEUPLANET/LP」を新たに販売開始しました。
日本語に加えて、英語、中国語に対応します。
これにより国内から海外拠点での貨物の積付計画の把握が可能となるとともに、現地作業者の操作性と本社とのコミュニケーションが向上し、現地での積付品質の向上と作業時間の短縮および現地作業者の技術力向上に寄与します。

「NEUPLANET/LP」は海上コンテナへのバンニング(*3）計画を始め、ミルクラン輸送(*4）計画、物流センターでの梱包作業指示などで効果を発揮します。

*3: バンニング: コンテナに荷物を詰め込む作業のこと。
*4: ミルクラン輸送：巡回集荷のこと。

今後は、今まで培った積付計画支援システム構築のノウハウをもとに、今回販売を開始する「NEUPLANET/LP」と輸送配送における配車計画作成から運行管理の支援を行う輸配送計画支援システム「NEUPLANET/TP」と合わせて、配送業務支援ソリューション「NEUPLANET」を充実させ、物流業務の課題解決の支援を行います。

図積付計画画面イメージ
図2 積付計画画面イメージ