2015年12月16日
防塵防水規格IP66準拠、赤外LED内蔵、小型化を実現
図1 新開発のネットワークカメラ DI-CD322LE
株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)と株式会社日立産業制御ソリューションズ(取締役社長:髙山 光雄/以下、日立産業制御)は、映像監視システムのネットワークカメラのラインアップに、防塵防水規格準拠、赤外LED内蔵、小型化により、雨や粉塵の多い屋外*1や全く光のない暗闇などのさまざまな環境において適用が可能なドームカメラを追加し、2016年1月から販売開始します。
企業や公共施設などにおいては、防犯・防災への対応、テロ対策、内部統制など、安全・安心な社会の構築をめざし、映像監視システムの導入が進められています。近年では、食の安全確保を目的としたセキュリティ(フードディフェンス)強化のほか、空港や駅、交通機関などの公共施設を中心に、ますます映像監視システムの需要が拡大していくと予想されます。このような中、ネットワークカメラは、高画質・長時間の記録に加えて、建物の出入り口や駐車場などの屋外や明かりのない屋内などのさまざまな環境下で使用可能な性能が求められています。
そこで今回、日立と日立産業制御は、IEC(国際電気標準会議)およびJIS(日本工業規格)によって定められた防塵防水規格であるIP66*2に準拠するとともに、赤外LEDの内蔵により、全く光のない0lx(ルクス)環境下でも撮影が可能なドームタイプのネットワークカメラを開発しました。これにより、屋外や、照明を消灯した屋内など、さまざまな場所での使用が可能です。
また、部品の最適化や配置の見直しにより、従来製品と比較して約30%*3の小型化を実現しました。これにより、省スペースでカメラを設置することができます。
なお、本製品は、従来製品と同様に、高画質・長時間の映像記録が可能な日立独自の高圧縮・超解像処理*4に対応しています。
日立と日立産業制御は、セキュリティ向上のニーズに対応するため、今後も映像監視システムを拡販するとともに、入退室管理などのセキュリティ製品と組み合わせ、システムの提案から設計、施工、メンテナンスまでワンストップでソリューションを提供していきます。また、将来的には、映像解析技術を映像監視システムに応用し、異常の早期発見を可能とするなど、安全・安心な社会の構築に貢献していきます。
品名 | ネットワークカメラ | |
---|---|---|
型式 | DI-CD322LE | |
本体希望小売価格(税抜) | 290,000円 | |
画像解像度(最大フレームレート) | フルHD(水平1920×垂直1080ピクセル) (30fps) | |
最低被写体照度*5 | 0.1lx以下 | (赤外線照射機能OFF時) |
0lx | (赤外線照射機能ON時) | |
赤外線照射機能 | 赤外LED搭載、照射距離 30m | |
ワイドダイナミックレンジ対応 | ○ | |
超解像処理技術対応*6 | ○ | |
消費電力 | 約6.9W | |
外形寸法 | φ136×100mm(取付金具及び突起部を除く) |
http://www.hitachi.co.jp/products/infrastructure/product_site/urban/security/kansi/index.html
VisionNet、Fine Vision、Fine Vision XDは、株式会社日立産業制御ソリューションズの登録商標です。
株式会社日立製作所 インフラシステム社 産業ソリューション事業部
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