当社では、すぐれた特長をもつ3種類の組込み用指静脈認証モジュール/装置を提供しています。機器やシステムに接続して指静脈認証を導入したいサービスや、指静脈認証モジュールを組み込むことで付加価値を高めたい機器/システムベンダのニーズに応えます。
指の左右から光を照射して指静脈を撮影する方式を採用したコンパクトなモジュールです。認証精度やユーザビリティを大幅に向上し、屋外対応を強化した「H4Eシリーズ」を新発売しました。
撮影・認証・照合結果の通知までの処理をモジュール内で行う自己認証タイプのため、機器装置に容易に組み込むことができます。これにより、指静脈認証によるセキュリティの高いシステムの実現が可能です。逐次認証の採用により、大規模1:N認証ができます。
卓上型なので、USBインターフェースを持つシステム装置に容易に接続ができます。撮影から認証・照合結果の送信までの処理を指静脈認証装置内で行う自己認証タイプのため、システム装置側の処理負担が少なく、さまざまなOSにも対応が可能です。これにより、指静脈認証によるセキュリティの高いシステムの実現ができます。
個人認証として一般的なICカードやID/パスワードなどの認証ですが、本人以外による“なりすまし”のリスクがあるほか、カードの紛失やパスワード忘れなどへの対応を含め管理が大変!という問題も。機密情報漏えい対策としての厳格さを重視すれば、一意性が高く、なりすましが困難な生体認証の方が優位といえるでしょう。
生体認証にもさまざまな技術・方式があり、どれを選ぶか悩ましいところです。顔認証は非接触で認証できるため、「衛生的」「手軽」などの特徴がありますが、「プライバシーの問題」「光の当たり方や顔の向きなどの影響を受けやすい」などの課題があります。また、指紋認証は、かつて、シリコンで作成した指紋の複製でなりすましを許した例もあり、信頼性の面で不安が残ります。一方、同じ指でも“指静脈認証”の場合は、極めて高い真正性を担保しつつ、優れた導入容易性を実現しています。
近赤外線を指に透過させて得られる指の静脈パターンの画像によって個人認証を行う認証技術です。指画像から静脈の存在する部分を構造パターンとして検出し、あらかじめ登録した静脈の構造パターンとマッチングさせて個人認識を行います。
「指静脈認証」を利用した入退室管理システム。さまざまな活用シーンと事例を紹介します
日立の「指静脈認証ソリューション」