このようなことで「お困り」ではありませんか?
小型指静脈認証モジュール「H4Eシリーズ」は、
指内部の静脈パターンを利用するため、偽造が難しくプライバシーに影響が少ない生体認証です。
指の左右から光を照射して指静脈を撮影するコンパクトな組込みモジュールです。
屋外対応を強化、認証精度やユーザビリティを大幅に向上し「手ぶら」認証を実現します。
認証操作デモ動画(MP4形式、699KB)(再生すると認証時のビープ音が流れます)
指の置き方や環境の変化による、登録時と認証時の静脈パターンの差異を学習し、エラーを低減
位置ずれによるエラーの場合、そのまま指の位置を微調整することで連続認証を行い、エラーを低減
センサーの汚れを検知し、利用者に清掃を促すことで、屋外などでも安心して利用可能
正しく指が置けているかなどを確認できる3色LED表示機能とビープ音による状態通知機能を追加
撮影エリアの拡大と認証アルゴリズムの改良により、従来機種と比べて認証精度が約10倍*となり、セキュリティ性をより向上
*詳細仕様は下記仕様表 No.14を参照
防塵・防水IP等級の向上、適用温度の拡大、屋外などの外光環境下でも認証しやすい外光対応モード*など、屋外対応を強化
*詳細仕様は下記仕様表 No.19~24を参照
省電力化(認証時/待機時*)および供給電源電圧*の範囲を広げることで、電池駆動に対応
*詳細仕様は下記仕様表 No.5~7を参照
既存の各分野製品に組み込むことでセキュリティ強化と利便性を実現します。
以下に利用シーンの例を示します。
戸建てやマンションなど住宅の玄関ドアの鍵にすることで、常時オートロックが可能。締め出しなどが無くなり、より安全で便利になります。
複数人で鍵を所有している店舗や事務所など、紛失、忘れ、鍵当番、不正複製などを無くすことができ、管理の手間を軽減し、セキュリティも向上します。
ICカードなどは忘れ、紛失、なりすましが課題。
確実な本人認証でなりすましを防止し、カードなど不要となるためランニングコストも低減できます。
複数人で頻繁に利用する場合、いつ誰が開けたかが確実に管理できます。また、長期間使用しない場合も鍵の紛失や暗証番号忘れなどが無く安心です。
工場など、装置の操作スイッチとすることで許可者のみ操作可能とすることができます。また機器の作業記録や、保管庫に組込むことで機密管理にも利用できます。
インターネットにつながるさまざまな機器や連携する装置のセキュリティ対策に、忘れ、紛失、なりすましが無く安全、安心、便利です。
H4Eシリーズ | ||||
---|---|---|---|---|
型式 | PCT-KCD0010 | |||
No | 項目 | 仕様 | 備考 | |
1 | 機器形態 | センサー一体型認証モジュール | ||
2 | 外形寸法 | 39(W)×40(D)×34(H) mm | 着脱式指置台、突起部含まず | |
3 | 質量 | 約32g | ||
4 | 使用電源 | DC 5.0V-1.0V~5.0V+1.4V (DC 4.0V~6.4V) |
乾電池で駆動可能 | |
5 | 消費電流 | 待機時 | 0.7μA typ. | VCC=5Vが供給され、電源ON/OFF信号がOFF(Low)の場合 |
6 | 登録認証時 | 130mA typ. 600mA max. | 指、環境により変動 | |
7 | 通信インターフェース | 調歩同期式シリアル 3.3V CMOS 12pinコネクタ |
||
8 | 表示機能 | 状態LED表示(緑、赤、黄) ブザー搭載 |
||
9 | 指静脈データ保存場所 | モジュール内 | ||
10 | 最大登録データ数 | 1,000指 | FlashROM内に保存 | |
11 | 認証方法 | 1:1 および 1:N | ||
12 | 認証精度*1 | 本人拒否率(FRR) | 0.01% (1/1万) | |
13 | 他人受入率(FAR) | 0.0001% (1/100万) | ||
14 | 撮影モード | 通常モード 外光対応モード*2 |
出荷時は通常モードに設定 | |
15 | セキュリティレベル | 認証時:5段階 | ||
16 | 登録時の品質評価値 | 登録時:5段階 | ||
17 | 認証成功時の適合度 | 認証成功時:3段階 | ||
18 | 防塵・防水仕様 | IP54相当(露出部) | ホスト機器は、組み込み部に防水処理必要 | |
19 | 環境条件 | 温度 | -20℃~50℃ | 動作時 |
20 | -20℃~60℃ | 保存時 | ||
21 | 湿度 | 20%~80%Rh 結露なきこと | 動作時 | |
22 | 10%~90%Rh 結露なきこと | 保存時 | ||
23 | 使用環境条件 | 直射日光が当たらないこと | ||
24 | 生体変動自動学習機能 | あり | ||
25 | 連続認証機能 | あり | ||
26 | フィルタの汚れ検知機能 | あり | ||
27 | ファームウェア更新コマンド | あり | ||
28 | 抗菌塗装 | アルコール耐性、無色透明塗装、表面における細菌(黄色ぶどう球菌、大腸菌など)の増殖を抑制 | JISZ2801 5.2:プラスチック製品などの試験方法に準拠、 抗菌活性値2.0以上 |
*1 1:1認証での測定値。バイオメトリクスの精度評価に関する国際基準規格ISO/IEC19795-1に基づいた測定方法で算出した精度。
FRR:False Rejection Rate FAR:False Acceptance Rate
*2 個人差、環境などの違いにより、認証率の低下が発生する可能性があります。
注)仕様詳細は、「機密保持契約」締結後開示します。
① 偽造やプライバシーの問題が無く、精度が高い生体認証が欲しい
② 小型の機器に組込み可能で、複雑な制御が要らない生体認証を探している
③ 鍵やカード、暗証番号を利用しているが、忘れや紛失、なりすましで困っている