既存の技術に捉われることなく、検査アルゴリズム、光学系、照明、搬送の能力向上・改善に努め、お客さまの求める自動検査の実現に向けて常に新しい取り組みに挑戦しています。
最前線に立つ営業部門や製品開発を担う設計部門が、お客さまの課題に向き合いながら真剣な議論を繰り返し技術開発に取り組んでいます。
無菌製剤の中の微小異物を捉えるために自社開発の高精細・高感度エリアCCDを搭載した医薬品異物専用超小型カメラを採用。
高い異物検出信号レベルが得られるため、溶液の揺らぎでの良品錯誤耐力をもっています。
また、わずかな異物の動きを検出できるため、液量の少ない製剤や粘度のある製剤などでも異物を見逃しません。
コアとなるカメラ・画像処理部は自社開発を進め、常に進化を続けています。
広い検査視野をもつエリアセンサ方式を採用。わずかな異物の動きを検出するため、微小異物や重異物の安定した検知を実現。
医薬品専用の高S/N比の高精細カメラを搭載。
ノイズが少ない高精度検査を実現。
自社開発の画像処理エンジンにより、従来の当社画像処理エンジンと比較し10~50倍の処理性能を実現。
パルスモータでの位置制御とモータ制御・回転カーブ常時監視により、正確なスピンを実現。
回転数やスピードだけでなく正転・逆転など品種や異物の特性に合わせて最適なスピンパターンの設定が可能です。
また、外部ベルトやブレーキパット方式に比べスリップすることがなく、劣化部品がないため常に高い検知性能を保つことができます。
一つのステーションに黒色異物に強い透過光と、白色異物に強い反射光方式を併用した独自検査方式を採用。
同一検査ステーションで高速に照明を切り替えて撮像することで、黒系異物、白系・繊維異物双方に対して、より確実な検査を実現します。
また、専用短閃光ストロボ光源を開発採用し、発光タイミングを完全スケジューリングしているため周囲の検査照明の影響を受けず誤検知が最小に抑えられます。
ケーキ表面のざらつきやクラックを低減する特殊光学系技術や画像処理アルゴリズムで凍結乾燥製剤のケーキ表面異物を高精度で検査します。
良品誤検知原因となる微細な塵埃を防ぐため、搬送部に特殊塵埃機構を採用しました。