「SmartFAM Ver3.0」管理データと機能強化イメージ
株式会社日立産業制御ソリューションズ(取締役社長:木村 亨/以下、日立産業制御)は、 デジタル台帳で設備保全*1情報を一元管理する設備・資産管理システムの新バージョン「SmartFAM(スマートファム) Ver3.0」 を本日から販売開始します。「SmartFAM Ver3.0」では、設備稼働データを利活用する機能を強化し、 収集・蓄積した設備稼働データと保全データを一元管理かつ見える化することで、設備保全における予兆管理*2・ 予防保全*3の取り組みを支援します。 日立産業制御は、国内外の製造業および保守サービス提供会社を対象に、2020年度までに300システムの販売をめざします。
製造業の現場においては、生産設備の予兆管理・予防保全を通じて設備の稼働停止を防ぐとともに、 迅速な復旧を実現するための取り組みや、収集・蓄積した設備稼働・保全データを経営に生かすなど、 生産性向上に向けた取り組みへのニーズが高まっています。
そこで今回、日立産業制御は、IoT時代のモノづくりの現場における予兆管理・予防保全の取り組みをより強力に支援するため、 設備稼働データを利活用する機能を強化した「SmartFAM Ver3.0」を開発しました。 具体的には、既存の設備稼働データ蓄積機能において、故障・停止につながると判断する基準値を担当者があらかじめ設定することで、 自動収集した稼働データ上で異常値を検出し、担当者にメール通知および画面表示するアラーム機能を追加しました。 加えて、蓄積した設備稼働データの出力機能を強化し、統計分析ツールおよびBIツール*4連携による高度な分析を可能にしました。 このような機能強化により、従来、熟練技術者が経験や勘で判断していた設備停止の予兆や属人化していた設備保全に関するデータを 管理・見える化し、専門的な知識を持たない担当者でも、設備が故障・停止する前に対策を講じることができるようになります。 また、予算実績や予備品・棚卸などの管理機能を追加し、現場の業務効率向上とともに、一元管理できるデータの範囲を拡大しました。 経営者は、データを経営に生かし、工場全体の最適化につなげることが可能です。
日立産業制御は、「SmartFAM Ver3.0」の拡販を通して、設備の予兆管理・予防保全の取り組みを支援します。 また、日立産業制御が提供するAIなどを活用した工場全体のデータ分析と最適化を提案する「Σ‐Factory(シグマ ファクトリー)」 などと連携し、ワンストップで工場全体の生産性向上、経営課題解決を支援し、製造業の発展に貢献していきます。 また、将来的には海外工場の活用ニーズに対応した機能強化を行い、中国・東南アジアを中心としたグローバルでの展開をめざします。
設備稼働データ蓄積機能を強化し、自動収集する稼働データにおいて、 故障・停止につながると判断する異常値を検出した場合、 指定した担当者にメールで通知および画面表示します。
データの出力機能を強化し、収集・蓄積した設備稼働・保全データを 統計分析・BIツールと連携させて分析することが可能です。
設備・予備品の棚卸し実施日・状況を記録できます。 また、設備保全業務管理機能と連動し、予備品の保管場所や在庫数の管理が可能です。
保全業務の予算と実績を対比し、予算使用状況を確認することが可能となります。
Windows®搭載PCに加えて、iPadやiPhoneでもデータ入力が可能となります。
名称 | 詳細 | 価格 | 販売開始時期 |
---|---|---|---|
「SmartFAM Ver3.0」 | 製品パッケージ | オープン価格 | 2019年3月25日 |
ユーザライセンス | オープン価格 | ||
システム初期構築支援 | 個別見積り |
http://info.hitachi-ics.co.jp/product/smartfam/index.html
http://info.hitachi-ics.co.jp/product/sigma/index.html
http://info.hitachi-ics.co.jp/product/d_value/index.html
株式会社日立産業制御ソリューションズ
営業統括本部 産業営業本部 産業営業第一部
[担当:小川、田村]
〒110-0006 東京都台東区秋葉原6番1号 秋葉原大栄ビル
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株式会社日立産業制御ソリューションズ
企画統括本部 経営戦略本部 広報・渉外部
[担当:増淵、吉川]
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