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日立産業制御ソリューションズ

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「データ分析セミナー」講座(座学)風景
「データ分析セミナー」講座(座学)風景

株式会社日立産業制御ソリューションズ(取締役社長:木村 亨/以下、日立産業制御)は、IoTやAI、ビッグデータ解析の導入・運用法を実践から学べる「データ分析セミナー」において、これまでの5日間でカリキュラムを実施する形態を刷新し、新たに基礎講座コース(2日間)、ケーススタディコース(1日もしくは2日間)、基礎講座とケーススタディを合わせたフルパックコース(4日間)から選べるコース制を導入し、2019年6月10日から受講受付を開始します。
これにより、受講者の経験やニーズに応じて、最短1日、最長でも4日間の中から必要な学習内容のみを選択・組み合わせることが可能となります。ケーススタディ1日コースでは、特殊鋼、製造、プラント、小売の業界事例から選択して学習できます。
日立産業制御では、「データ分析セミナー」の提供を通して、データ分析・活用に携わる人財育成を支援するとともに、データ分析・解析業務や教育を通じて、企業の新しいサービスや技術の発展に貢献していきます。

近年、市場変化のスピードや複雑さが増す中、さまざまな分野でAIやIoT、ビッグデータ解析などデジタル技術を活用した新たなサービス創出や業務改革などを適切かつ迅速に実現するデジタルトランスフォーメーション*1が求められています。こうした中、日立産業制御では、顧客向けに提供していたビッグデータ解析サービスにおけるデータ分析教育カリキュラムをベースとした「データ分析セミナー」を2017年9月から提供しており、これまでの受講者数は1,800名を超えます*2。2018年4月からは株式会社日立アカデミー(取締役社長:迫田 雷蔵)と共同企画・開発した「データ分析」に関する研修サービス*3も提供しています。
「データ分析セミナー」は、日立産業制御がサービスを提供している年間100プロジェクト以上のビッグデータ解析の実案件における経験・ノウハウをベースにカリキュラムを構成しており、現役のデータ分析業務従事者が講師を務め、予測モデル構築における一連の作業の流れと、事例を題材にデータ入手から顧客報告までを体験する実践的な学習が行えます。

そして今回、「ケーススタディのみ受講したい」、「受講したいが、5日間業務を離れるのは難しい」といった受講者の意見を踏まえ、日立産業制御では、受講者の経験やニーズに応じてより効率的に学習できるよう「データ分析セミナー」のカリキュラムを刷新し、従来の5日間の形態から最短1日、最長でも4日間で受講者が必要な学習を都合のよい日程で選択・組み合わせできるコース制を導入し、2019年6月10日から受講受付を開始します。本セミナーの具体的な特長・内容は以下のとおりです。

「データ分析セミナー」の内容・特長

1.受講者の経験、ニーズ、スケジュールに合わせて受講講座を選択可能

基礎講座コース(2日間)、ケーススタディコース(1日もしくは2日間)、基礎講座と
ケーススタディを合わせたフルパックコース(4日間)の4コースから選択・組み合わせて
受講が可能です。

各コースの学習日数イメージ
各コースの学習日数イメージ

2.実践でよく使う手法を中心に学習

日立産業制御の年間100プロジェクト以上のビッグデータ解析の実案件の経験をベースに
学習します。
(1)基礎講座(座学・演習)コース:
  予測モデル構築における一連の作業「データ取得・前処理・モデル構築・評価など」の
  流れを座学と演習問題で学習します。
[基礎講座(座学・演習)コースの内容]

日程 実施内容
1日目 ・データマイニング*4の方法論:CRISP-DM*5に従った分析プロセスについて学びます。
・データの理解:データをさまざまな角度から確認する方法を学びます。
・データの準備:業務に合わせたデータの加工方法や統計的知識によるデータバリューアップ*6,方法を学びます。
2日目 ・モデリングと精度:機械学習を中心に学びます。
(回帰分析、主成分分析、クラスター分析、ニューラル・ネットワーク、決定木分析、アソシエーションルール)

(2)ケーススタディ(事例研究)コース:
  事例を題材に、データ入手から顧客報告までを体験する実践的な学習を行います。
  ケース課題と現場で取得された生データを提供します。受講者はチームを組み、
  データ把握から、データ前処理(バリューアップ)、モデル構築、結果説明までの流れを
  学習します。
[ケーススタディ(事例研究)コースの題材*7と内容]

No. ケース 実施内容
1 特殊鋼の鋼種判別予測 熟練技能者が行う数十種類の鋼材の種類を判別します。
2 製造機器でのチョコ停*8予測 製造ラインで頻発するチョコ停の原因分析や予測を行います。
3 工場排水処理での薬品量予測
(今回新設)
凝集剤などによる排水処理にて最適な薬品の量を予測します。
4 販売促進結果の分析(今回新設) 小売業にて実施した販促キャンペーンの結果を分析します。
5 製造業での不良品分析(今回新設) 製造製品に対する傷の有無を画像により認識します。

ケーススタディコースの流れ(1ケース)
ケーススタディコースの流れ(1ケース)

3.講師は現役のデータ分析業務従事者

日立産業制御のデータ分析業務従事者が講師を務め、体験に基づいた実践的な説明が可能です。

4.プログラミング知識がなくても受講可能

分析モデリングツールを活用することにより、分析者が行うデータ処理の
思考プロセスが視覚化できるため、プログラミングの知識がなくても学習が可能です。

「データ分析セミナー」コースと受講費用

No. コース名称 期間 価格 開講日程 受付開始時期
1 フルパックコース(4日)
(基礎講座(2日)+ケーススタディ(2日))
4日間 200,000円 日立産業制御のWebサイトに開講スケジュールを公開
<毎月開講>
2019年
6月10日
2 基礎講座(集団座学)コース(2日) 2日間 120,000円
3 ケーススタディ(事例研究)2日コース 2日間 120,000円
4 ケーススタディ(事例研究)1日コース 1日間 70,000円
*1
デジタルトランスフォーメーション:企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズをもとに、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。
*2
2018年4月から2019年3月までの日立産業制御主催の「データ分析セミナー」ならびに日立アカデミー主催の「データ分析」に関する研修サービスの受講者実績数。
*3
日立アカデミーと共同企画・開発した「データ分析」に関する研修サービス:以下URL参照 https://www.hitachi-ac.co.jp/courses/view/DBE037/10https://www.hitachi-ac.co.jp/courses/view/DBJ117/10
*4
データマイニング:統計学、パターン認識、AIなどのデータ解析の技法を大量のデータに網羅的に適用することで知識を取り出す技術。
*5
CRISP-DM(CRoss-Industry Standard Process for Data Mining):同名のコンソーシアムによって提唱されたデータ分析プロジェクトのプロセスモデル。
*6
データバリューアップ: IoTで生まれるビッグデータをAIに与えるために行うデータの前処理のことで、AIの精度を低下させる異常値などの要因を取り除いていく作業のこと。日立産業制御による造語。
*7
ケーススタディコースの題材:フルパックコース、ケーススタディ2日コースはNo.1、No.2が学習対象(固定)。ケーススタディ1日コースはNo.1〜No.5から1ケースを選択可能。
*8
チョコ停:生産設備が何らかのトラブルにより、停止や空転などの短時間の停止を繰り返し発生させること。

「データ分析セミナー」に関する日立産業制御のWebサイト

http://info.hitachi-ics.co.jp/product/d_value/edu.html

第10回 教育ITソリューション EXPOでの紹介について

「データ分析セミナー」は、2019年6月19日(水)〜21日(金)に青海展示棟で開催される「第10回 教育ITソリューション EXPO」(https://www.edict.jp/ja-jp/about/access_tokyo.html)の日立産業制御ブース(ブースNo. BI-40)において展示します。

本件に関するお問い合わせ先

株式会社日立産業制御ソリューションズ
営業統括本部 産業営業本部 産業営業部
[担当:八代]
〒110-0006 東京都台東区秋葉原6番1号 秋葉原大栄ビル
電話:03-3251-7242(直通)

報道機関お問い合わせ先

株式会社日立産業制御ソリューションズ
企画統括本部 経営戦略本部 広報・渉外部
[担当:増淵、遠藤]
〒110-0006 東京都台東区秋葉原6番1号 秋葉原大栄ビル
電話:03-3251-7810(直通)

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