株式会社日立産業制御ソリューションズ
三井住友建設株式会社
株式会社日立産業制御ソリューションズ(取締役社長:髙山 光雄、本社:東京都台東区秋葉原6番1号/以下、日立産業制御)と三井住友建設株式会社(代表取締役社長 則久 芳行、本社:東京都中央区佃二丁目1番6号/以下、三井住友建設)は、共同で開発した社会インフラ用点検装置「橋梁点検ロボットカメラ」を本日より販売開始します。「橋梁点検ロボットカメラ」は、点検員が目視で確認するには困難な場所を、伸長可能なポールに設置したカメラとカメラを操作するタブレットPCを用いて点検するシステムです。このシステムを活用することで、橋の点検を、安全かつ効率的に実施することが可能です。
現在、我が国の社会インフラを巡っては老朽化の進行、地震や風水害などの災害リスクの高まり、人口減少・少子高齢化などの課題に直面しており、社会インフラの維持管理及び災害対応の効率化・迅速化が求められています。このような背景のもと、老朽化する橋梁の効率的な点検調査を可能とする橋梁点検ロボットカメラを開発しました。
「橋梁点検ロボットカメラ」は、2013年11月18日に株式会社日立アドバンストデジタル*と三井住友建設株式会社が共同で技術発表を行った橋梁点検ロボットカメラ技術を製品化したものです。日立産業制御と三井住友建設は、今回の製品化にあたり、点検作業を実施している会社の市場調査結果をもとに、(1)高欄の笠木に4.5m伸長可能なポールでカメラを吊り下げる懸垂型(HV-HT3000TB-D)、(2)地上に置き、最大10.5m伸長可能なポールで橋梁を見上げる高所型(HV-HT3000TB-U)、(3)懸垂型と高所型のポールをセットにした懸垂型+高所型(HV-HT3000TB-U/D)の3モデルを揃えました。
日立産業制御と三井住友建設は、今後、互いの販売チャネルを活用して全国に拡販し、2014年度に3モデル合計販売台数200台をめざします。
なお、「橋梁点検ロボットカメラ」は2014年10月10日、11日にサンポート高松で開催される「くらしと技術の建設フェア四国2014 in高松」、および2014年11月12日から15日まで東京ビッグサイトで開催される「第38回メンテナンス・テクノショー」に出展します。
写真1 クラックスケールを表示した操作端末の画面
図1 橋梁点検ロボットカメラ懸垂型システム構成
項番 | 名称 | 詳細/標準構成品 | 価格 | 出荷開始時期 |
---|---|---|---|---|
(1) | 橋梁点検ロボットカメラ懸垂型 (HV-HT3000TB-D) |
高欄の笠木に設置するタイプ (ポール最大4.5m伸長) ------------------------- カメラユニット、架台ユニット、 中継機ユニット、タブレットPC、 架台ケース、キャリングバック |
オープン価格 | 2014年 9月30日 |
(2) | 橋梁点検ロボットカメラ高所型 (HV-HT3000TB-U) |
地上に置くタイプ (ポール最大10.5m伸長) ------------------------- カメラユニット、ポールユニット、 中継機ユニット、タブレットPC、 ポールケース、キャリングバック |
||
(3) | 橋梁点検ロボットカメラ 懸垂型+高所型 (HV-HT3000TB-U/D) |
懸垂型、高所型のポールを 2本セットにしたタイプ (ポール最大4.5m伸長) (ポール最大10.5m伸長) ------------------------- カメラユニット、架台ユニット、 ポールユニット、中継機ユニット、 タブレットPC、架台ケース、 ポールケース、キャリングバック |
製品ページ:橋梁点検ロボットカメラ
過去のニュースリリースページ:橋梁点検ロボットカメラを開発(2013年11月18日)
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