報道各位
2013年11月18日
三井住友建設株式会社
株式会社日立アドバンストデジタル
三井住友建設株式会社(東京都中央区佃二丁目1番6号 社長 則久 芳行)と株式会社日立アドバンストデジタル(神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 社長 藤井 禎三)は共同で、橋梁等構造物の近接目視困難箇所の点検を簡易にする橋梁点検ロボットカメラの技術開発を行いました。この技術により、橋脚、桁下面、支承部等へ点検を橋面から行うことが可能になりました。今後、この技術を用いた点検装置の利用により、点検作業の危険性軽減および、点検結果の定量的な記録化を図ることができます。
現在、我が国の社会インフラを巡っては老朽化の進行、地震や風水害等の災害リスクの高まり、人口減少・少子高齢化等の課題に直面しており、社会インフラの維持管理及び災害対応の効率化・迅速化が求められています。
こうした背景のもと、本装置は老朽化する橋梁の効率的な点検調査や、災害時の迅速な対応に大いに役立つものと考えられます。
本装置は橋面の高欄より、伸縮自在のポールを下方に伸ばし、ポール先端に取り付けた点検専用カメラにより、桁下面や支承部等の点検調査を可能としています。点検専用カメラは、汎用のタブレット端末で遠隔操作するもので、点検結果を動画・静止画で記録でき、離れた対象のひび割れ幅の測定ができ、橋梁点検に必要な機能を備えています。
ポールユニットは、最大4.5m伸長し、基部は高欄の笠木に取り付けられます。
本装置は、以下の特徴を有しています。
本装置は橋面の高欄より、伸縮自在のポールを下方に伸ばし、ポール先端に取り付けた点検専用カメラにより、桁下面や支承部等の点検調査を可能としています。点検専用カメラは、汎用のタブレット端末で遠隔操作するもので、点検結果を動画・静止画で記録でき、離れた対象のひび割れ幅の測定ができ、橋梁点検に必要な機能を備えています。
ポールユニットは、最大4.5m伸長し、基部は高欄の笠木に取り付けられます。
従来、構造物の損傷幅の測定方法は、近接作業による目視が中心でしたが、本装置を用いれば点検専用カメラから無線通信でタブレット端末に表示された映像上にクラックスケールを表示してひび割れ幅を測定することができます。カメラは、20m先の0.2mm幅のひび割れを測定する能力を有しています。
また、対象面の角度に応じて、クラックスケールの幅を自動調整する機能を有しています。
点検専用カメラからの映像をタブレット端末で見ながら、カメラの向き、ズームなどを操作する技術です。安全に橋面からの点検業務ができること確認しました。
これらの技術は、実橋において試行し、適用性を検証済みです。
本装置の開発により、橋梁下面や支承部の近接目視の難しい箇所の点検が容易にでき、老朽化した橋梁の効率的な点検や災害後の迅速な対応が可能になりました。
三井住友建設と日立アドバンストデジタルは社会インフラの維持管理や災害対応に役立つ点検システムを提案し、社会インフラの保全に貢献したいと考えています。
橋梁点検ロボットカメラを開発 ― 近接目視困難箇所の点検を可能に ―
三井住友建設
橋梁点検ロボットカメラ技術に関するホームページ
三井住友建設株式会社
広報室:平田(ひらた)
〒104-0051 東京都中央区佃二丁目1番6号
TEL:03-4582-3015 FAX:03-4582-3204
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広報・渉外グループ
担当:丸山(まるやま)、田川(たがわ)
〒244-0817 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地
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