指静脈入退室管理システム
SecuaVeinAttestor
セキュア ベイン アテスター
指静脈入退室管理システムは、表面からは認識できない指の静脈パターンを使用するため、偽造が困難で安心な生体認証システムです。操作は、指をセンサーにかざすだけ。日立独自の認証アルゴリズムにより、すばやく照合が完了します。
抗菌塗装や非接触モード(装置に触れずに認証可能な機能)で衛生面も安心です。
高速
高精度
なりすまし
偽造対策
非接触モード
抗菌塗装
手ぶら
認証
簡単
低コスト
システム連携用のAPI(FVA-100サーバーレスAPI)提供により、他社入退室管理サーバーから指静脈認証端末がアクセス可能となりました。詳細については、下記システム構成例を参照。
指静脈入退管理システムAFV-700シリーズは、誠に勝手ながら2015年6月30日をもって製造販売を終了させていただきました。

*:指の置き方や環境の変化(寒冷期など)による、登録時と認証時の静脈パターンの差異を学習



*1:入室記録がない場合に退室を許可しないセキュリティ機能
*2:出入口で入退室認証を行うことで、利用者の在室状況を確認。CSV形式でのデータ出力にも対応。
さまざまな業種/分野での利用実績があります
| 利用シーン1時間帯別 入場制限 |
利用シーン2セキュリティ・ゾーニング |
利用シーン3入退場ログ取得・管理 |
事例ダウンロードA
事例ダウンロードB
指紋、瞳の虹彩、声紋など個人差のある身体の特徴を使って本人を確認することを「バイオメトリクス認証(生体認証)」と言います。
静脈認証も生体認証のひとつで、身体内部の静脈パターンを使った認証方法です。
静脈も指紋や虹彩と同じく非常に複雑で、同じパターンを持つ人間は双子の間にも存在しないといわれており、現在実用化されている技術の中でも誤認率が非常に低い技術です。
日立では1997年より独自の研究開発を行い、指の静脈を使った「指静脈認証技術」を確立し、2002年には初の認証装置を業界に先駆けて発売しました。
特定波長の近赤外線を使って指を透過撮影すると静脈のパターンが抽出できます。
これをあらかじめ記録されたパターンと比較することで本人判断を行います。
貸し借りできない
無くさない
盗まれない

人物の特定/確認という"認証作業"は、より複雑な鍵やパスワード、そしてIDカードの利用など、精度と信頼性が進歩し続けていますが、反面、利用者への負担と不安は高まっております。例えば、
といった懸念が付きまとい、もしも紛失や盗難が発生した場合には【再発行】【紛失した認証キーの無効化】そして【対外的な信用度の低下】も発生します。
「指静脈認証」では、認証に自分の"指"を利用しますので、無くす心配がありません。
また、「外からは見えない生体内部特徴」であり、盗難や複製もありません。他人との貸し借りもできないので、「なりすまし」を防ぐことができ、正確な管理にも利用できます。
| 認証方法 | 認証精度 (FAR:他人受入率, FRR:本人拒否率) |
偽造耐性・プライバシー性 | 経年変化・外的影響耐性 | コスト | 使い勝手 | 衛生性 |
|---|---|---|---|---|---|---|
指静脈![]() |
Good 🟢 非常に高精度: |
Good 🟢 高: |
Good 🟢 高: |
¥ 低 〜 ¥¥ 中 |
Good 🟢 高: |
Not Bad 🟡 中: |
顔![]() |
🟡 中〜高精度: |
🔴 低: |
🔴 低: |
¥ 低 〜 ¥¥¥ 高 |
🟡 中: |
Good 🟢 高: |
指紋![]() |
🟡 中精度: |
🔴 低: |
🔴 低: |
Good ¥ 低 |
🔴 低: |
🔴 低: |
虹彩![]() |
Good 🟢 非常に高精度: |
🟡 中: |
🟡 中: |
¥¥¥ 高 |
🟡 中: |
Good 🟢 高: |
※ 本表の他人受入率および本人拒否率は、各生体認証方式に関する学術研究、主要ベンダーの公表値、ならびに NIST の評価結果を参考とした代表的な値です。
取り込んだ静脈データと、あらかじめ登録されている複数の人数の静脈データを照合し認証する方法です。(1:N認証)
「指のみ」の手ぶら認証は、ICカードのように発行・管理コストが継続的に発生しません。紛失、盗難、忘れなどの対応も不要で、不正利用のリスクがありません。
「セキュリティ・ゾーニング」では、管理対象/場所(ゾーン)ごとに重要度を考慮してセキュリティレベルを決めます。一律に高いセキュリティを導入するのではなく、それぞれに適した防御策を講じて情報、人、設備を守ることが大切です。
たとえば、通常の入退室は「ICカード(社員証)」で管理し、厳格なセキュリティが求められるサーバー室などには「ICカード+指静脈認証」を用いる。といったようにメリハリを付けた運用で、過度な設備を抑えつつ、利用者にとっても最低限の負担ですむ運用を実現します。
ある情報サービス業のオフィスに「セキュリティ・ゾーニング」を適用した事例を紹介します。
このオフィスでは、営業や総務などの他に製品開発プロジェクトチームも在籍しており、開発に関する機密情報の漏えいに注意を払う一方、自由闊達な社風を背景に、社員間やお客様とのコミュニケーションのため、比較的多くの人の出入りがありました。

お客様のご要望を踏まえ、「セキュリティレベルの設定」と「それぞれに適した防御」を提言し、数度の打合せの後、お客様に導入いただきました。


最大の目的である情報漏えい防止を実現しつつ、一般利用者は入場/入室時の指静脈認証だけの簡易な手続き増加だけで高いセキュリティを実現することができた。
機密情報を扱う社員としては認証手続きやICカードの管理などで負担は増えたが、「機密情報を扱っていることを自覚し、責任を感じた」という声も聞かれ、意識面でもセキュリティ向上に役立っている。
また、社員や来訪したお客様から「話のタネになる」「他社との差別化ができた」と好評を得ることができ、会社の広報としても貢献できているようで、満足している。
ICカードやタグを持つ必要がありません。
・生体情報である指静脈は紛失することはありません。
・ICカードやタグは、不正拾得されるとなりすまされる危険性がありますが、生体認証は無くす心配がありません。(なりすましが困難)
入退室時の操作は、下記となります。
1.認証対象となる指で、入口に設置された端末装置の奥にある、指挿入ガイドに指の腹を軽く乗せる。
2.指静脈のスキャンが完了するまでの0.3秒程度、指を動かさないでください。
3.認証OKの緑のLEDが付き、ピッと音がすれば完了となります。
4.認証OKと同時に、電気錠が解錠されます。
各利用者の「管理No、氏名、所属」などのCSVファイルを、インポート機能で取り込んでいただいた上で下記作業にて利用者を登録します。
1.登録対象者を指定します。(前述の取り込んだデータから選択)
2.指静脈情報を登録装置で読み込みます。
通常、2指/人で1指あたり3回のスキャンを行います。
3.登録した指静脈情報で正しく認証できるか、本人の指で「認証テスト」ができます。
4.管理する扉が多数の場合、利用者/扉ごとに権限を設定します。
(この場でなく、後日変更、設定も可能です)
登録作業は、利用者への説明も含めて5〜10分/人程度を目安と考えてください。
以下のとおり、生体認証としては大変精度が高いです。
・他人受入率: 0.0000067%以下(逐次認証時※)(1/1,500万)
・本人拒否率: 0.01%以下(1/1万)
※逐次認証とは、1人2指を登録しておき、1回目の認証で本人と確認できなかった場合に2本目の指で2回目の判定をすることで認証精度を大幅に向上させる認証方式です。
1秒以内です。10,000指/秒の認証スピードを有しています。
下図のように指を装置に触れずに認証できるモードになります。
MIFARE、Felica、typeBの3種類が利用できます。
種類の異なるカードの併用はできません。
既にご利用のICカードがある場合は、事前にご相談ください。
なお、お客様独自の情報を読み取る必要がある場合は、カード内フォーマット情報を公開いだだく必要があります。
入口に設置された端末装置が単独で運用を継続しますので、入退室はできます。
端末装置には、16,000件の入退室履歴が蓄積されますので、サーバーダウン中でも記録を続けられます。
サーバー復旧後、蓄積された入退室履歴はサーバー側にアップロードされますので、
入退室履歴欠損の心配もありません。
但し、最新16,000件(サイクリックファイル)となります。
定期的な利用者情報(ID/利用者情報)のバックアップをお願いします。
サーバー(入退管理サーバー)のHDD故障で情報が失われるケースがあります。
最新機種では端末上での「書き出し(バックアップ)/書き戻し」にも対応しています。
基本的に各社の電気錠やドア対応しています。
ただし接続機器を確認する必要がありますので、まずはご相談ください。
当社ショールーム(秋葉原)での展示や、ポータブルタイプのデモ機を使った
「お客様先への訪問デモ」があります。
ぜひご利用ください。
JISZ2801 5.2:プラスチック製品などの試験方法に準拠、抗菌活性値2.0以上を採用
体温計、冷蔵庫の把手、スマートフォンなどに使われている塗装です。
認証端末などの仕様についてご紹介します。
| 項目 | 指静脈認証端末 (カードリーダー無し) |
指静脈認証端末 (カードリーダー内蔵) |
ICカード認証端末 | |
|---|---|---|---|---|
| 型式 | FVA-100SL | FVA-100JL | CRA-100JL | |
| 指静脈 照合精度(※1) |
他人受入率 | 0.0000067%(逐次認証時)(1/1,500万)(※2) | - | |
| 本人拒否率 | 0.01%(1/1万) | - | ||
| 登録未対応率 | 0.03%未満 | - | ||
| 認証時間 | 1:1認証 | 約0.8秒(指の認証から解錠開始まで) | 約0.8秒(カードをかざしてから解錠開始まで) | |
| 1:N認証 | 約10,000指/秒 (照合時間のみ) | - | ||
| 登録最大数 | ユーザー数 | 56,000 ID | ||
| 指静脈 | 20,000 指 | - | ||
| カード | 56,000 枚 | |||
| サポートICカード(※3)(※4) | - | ・FeliCa ・ISO/IEC 14443 TypeA(MIFARE) ・ISO/IEC 14443 TypeB |
||
| ICカード内登録指数 | - | 2指 (当社発行のFeliCaカードのみ) |
- | |
| 接続端末数 | 最大256台 (ただし1扉あたり2台まで) |
|||
| 照合の種類(※5)(※6) | 1:1認証 | ID+FV、ID+PIN | ID+FV、ID+PIN、 カードのみ、 カード+FV、 カード+PIN |
ID+PIN、カードのみ、 カード+PIN |
| 1:N認証 | 1:N認証、グループ認証 | - | ||
| 電源 | DC24V±5% | |||
| 機能 | 照合、通過履歴報告、電気錠制御(※7)、クロッキング、異常報告、ローカル運転、アンチパスバック、二人認証、生体変動自動学習機能(※8) | |||
| インターフェース | LAN(サーバー接続および保守用)、Wiegand(※9)/OSDP(※10)/RS232C(他社装置I/F) | |||
| 項目 | I/Oボックス | |
|---|---|---|
| 型式 | AIO-730 | |
| サポート扉数 | 1扉/1機器 | |
| 入出力点数 | 入力/出力 | 8点/8点(最大16点まで拡張可能) |
| 電気錠の駆動電流 | レベル錠:24V/0.4A(最大)、パルス錠:24V/0.5A(10秒)(最大)、 モーター錠:24V/0.4A(最大)、自動ドア(無電圧接点):24V/0.5A(最大) |
|
| 電源/消費電力 | AC100V±5%/75W | |
| 項目 | 指静脈登録端末 | マルチカード登録端末 |
|---|---|---|
| 型式 | PCT-KCUA01 | PR-700UDM(N) |
| インタフェース | USB 2.0/1.1準拠 | USB 1.1準拠 |
| 電源・電圧 | DC 5V/0.5A(最大)(USBインタフェースより供給) | DC 5V/0.5A(最大)(USBインタフェースより供給) |
| 項目 | ID管理サーバーソフトウェア | ID管理クライアントソフトウェア | ||
|---|---|---|---|---|
| 型式 | AMS-700 | |||
| サポート扉数 | 256扉(1扉/2端末の入室/退室サポート) | (ID管理サーバーソフトウェアに依存) | ||
| サポートクライアント数 | 10クライアント | - | ||
| 動作環境 | CPU | インテル® Corei3以上(Corei5以上推奨) | ||
| メモリ | 64ビット:8GB以上 | |||
| OS(※11) | 64bit版OS(日本語版) Microsoft® Windows®11 Microsoft® WindowsServer®2016/2019/2022/2025 |
|||
| データベース | Microsoft® SQL Server®(Express版同梱) | |||
| 機能 | ユーザー登録56,000ID、ユーザーインポート、管理履歴/操作履歴合計5,000,000件、 扉状態表示/遠隔操作、居場所一覧、 扉/ユーザー/クロッキングスケジュール設定、 火報連動、警備連動、警報音出力 |
オンライン時:ID管理サーバーソフトウェアに依存 | ||
| インストールメディア | DVD-ROM(インストール時にDVDドライブが必要) | |||
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 温度/湿度 | 0〜40℃/20〜80%RH |
| 設置環境 | 屋内、水がかからないこと、直射日光があたらないこと (白熱光500ルクス、太陽光1,000ルクス以下) |
| 防水・防塵 | IP44相当(FVA-100JL/FVA-100SL)(※12) |
*1 1:1認証での測定値。バイオメトリクスの精度評価に関する国際規格ISO/IEC 19795-1に基づいた測定方法で算出した精度。
*2 逐次認証とは、1人2指を登録しておき、1回目の認証で本人と確認できなかった場合に2本目の指で2回目の判定をすることで認証精度を大幅に向上させる認証方式です。
*3 お客様にてご準備のICカードの場合、運用上問題なくご使用できることを事前に確認する必要があります。その場合は、当社担当営業にお問い合わせください。
*4 TypeBのICカードを使用する場合、カードの技術仕様を当社に開示していただく必要があります。
*5 逐次認証を使用しない場合、1:N認証ではNあたり、グループ認証では1グループあたり128指以内でのご使用を推奨します。
*6 PINとは暗証番号を示します。
*7 I/Oボックス(AIO-730)が必要です。
*8 指の置き方や環境の変化(寒冷期など)による、登録時と認証時の静脈パターンの差異を学習する機能です。
*9 Wiegand(ウィーガンド):認証機器接続用の業界標準インターフェース方式。
*10 OSDP(Open Supervised Device Protocol):暗号化と双方向通信に対応したオープン標準プロトコル。
*11 PCメーカー、機種により対応できない場合があります。
*12 設置状態で背面を除く。直付けプレート、露出ボックスの場合。(スイッチボックス用プレート適用外)
認証端末、I/Oボックス、登録端末の外形寸法ついてご紹介します。

壁面取り付け_寸法図 (単位:mm)
壁面取り付け方法

(単位:mm)
質量:約3.0kg

質量:約103g

質量:約60g(台座除く)

(株式会社デンソーウェーブ製)