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日立産業制御ソリューションズ

記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。
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2020年2月6日

製品画像検査装置および製品画像検査方法において
令和元年度関東地方発明表彰「発明奨励賞」を受賞

表彰式の模様
表彰式の模様

株式会社日立産業制御ソリューションズ(取締役社長:木村 亨/以下、日立産業制御)は、公益社団法人発明協会主催の令和元年度関東地方発明表彰*1において、製品画像検査装置および製品画像検査方法における特許で「発明奨励賞」を受賞しました。日立産業制御は今回で10回目*2の受賞です。

*1
関東地方発明表彰:大正10年(1921年)から優れた技術やデザインを生み出した技術者や研究開発者に対し、その発明・創作が地域産業にいかに貢献しているかという観点から表彰する。全国8地方(北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州)ごとに実施。
*2
産業保健スタッフ:産業医、保健師、衛生管理者、労働安全衛生担当職員を含めた、産業保健に係わるスタッフ全員の総称。

このたびの受賞は、撮影した被検査製品の画像を用いて生産シミュレーションをする機能が評価されたもので、特に厳格な品質基準が設けられている注射剤(シリンジ、アンプル、バイアルなど)の異物・外観検査装置「高精細自動検査機「HR」に搭載しています。

医薬業界において、検査時のパラメータのチューニングは所定の検査性能が満足されるまで実生産規模での確認や、再調整を繰り返し行わなければならず、多大な時間と労力を要することが課題となっていました。

本技術は、検査装置がカメラから入力した画像データで検査をすると同時に、その画像を外部媒体に録画でき、その外部媒体から読み出した録画画像を使用して再検査をすることも可能にしています。さらに、録画した画像にはID、品種、検査対象の情報などを埋め込み、その情報により検査対象を絞り込むことも可能です。これにより、何度も被検査製品を検査ラインに流す必要がなくなり、容器の破損、薬液などの変質を削減、さらに検査パラメータのチューニングが容易になり、ユーザーの負担の軽減に寄与することができます。
本技術は高精細自動検査機HR(High Resolution)3000に実装されており、今後HR1000他機種へも搭載を予定しています。

表彰式は11月13日(水)に浅草ビューホテルで行われ、受賞者に表彰状が授与されました。

■発明奨励賞受賞製品

検査機搬送部
検査機搬送部

高精細自動検査機HR(High Resolution)シリーズは、今、多くのユーザーから高い評価を受けている自動検査機の一つです。
高品質が求められる医薬品の中でも特に厳格な基準が設けられている注射剤(シリンジ、アンプル、バイアルなど)については、ハイレベルな検査が求められています。当社の高精細異物・外観自動検査機HRシリーズは、容器に高速スピンをかけることで内容液が動いた状態をつくり、その画像をCCDカメラで連続撮影、取り込んだ複数の画像の差分で異物のみ特徴点として検出することを可能としています。
今後も日立産業制御は、薬品会社の品質基準を満たすと同時に、薬を投与されるすべての患者さまの安全・安心の実現をめざしていきます。

注記

  • 本製品を輸出などされる場合には、外国為替及び外国貿易法の規制ならびに米国の輸出管理規制など外国の輸出関連法規をご確認のうえ、必要な手続きをお取りください。

お客さまお問い合わせ先

株式会社日立産業制御ソリューションズ
営業統括本部 産業営業本部 産業営業第二部 [担当:津島]
〒110-0006 東京都台東区秋葉原6番1号 秋葉原大栄ビル
電話:03-3251-7243(直通)

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