2017年10月20日
既存インターネット環境に設置するだけで、拠点間におけるデータ通信を高セキュア化し、情報漏えいや改ざんを防止。通信機器増加に伴うセキュリティ運用管理作業の軽減を実現。
「S.COATBOX/DS」イメージ
株式会社日立産業制御ソリューションズ(取締役社長:木村 亨/以下、日立産業制御)は、製造業において広がりをみせるIoT*1への取り組みを支援するため、既存のインターネット環境にゲートウェイ*2として設置するだけで、日立独自の「鍵付け替え技術*3」により、拠点間の機密データを保護する暗号化アプライアンス*4製品「S.COATBOX/DS*5」(エスコート・ボックス ディーエス)を2017年10月20日に販売開始します。日立産業制御は今後、製造業を中心に本製品を拡販し、2020年度までに年間2億円の受注をめざします。
「S.COATBOX/DS」は設置するだけで外部パソコンの不正接続を防ぎ、社内ネットワークの情報を保護する不正持込PC検知&強制排除システム「S.COATBOX」のシリーズ製品です。 「S.COATBOX」で培った「設置するだけで情報を保護する」手軽さを、インターネットを活用した拠点間のデータ通信において実現します。
近年、IoTへの意識の高まりにより、従来は通信機能を備えていなかった機器への通信ニーズが増大しています。製造業においても機器やシステムなどがインターネットを介してデータを共有し、相互制御を行うなどをして、生産性向上につなげる動きが加速しています。それに伴い、通信先として増加する機器やシステム間で共有するデータを保護し、安全で、運用管理においても利便性が高いセキュリティ対策の実現が求められていました。
そこで日立産業制御は、既存のインターネット環境にゲートウェイとして設置するだけで、日立独自の「鍵付け替え技術」により、拠点間で共有する機密データを保護する暗号化アプライアンス製品「S.COATBOX/DS」を開発しました。
「S.COATBOX/DS」は、通信拠点ごとにゲートウェイとして設置するため、IoT機器、サーバ、PC、PLC*6など、個々の機器への暗号化に関する設定が不要です。株式会社日立情報通信エンジニアリング(代表取締役社長:岩崎 秀彦/以下、日立情報通信エンジニアリング)が提供する「IoTデータセキュリティ」を搭載することにより、株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭)の「鍵付け替え技術」を採用した暗復号ソフトウェアと、お客さまによる暗号鍵管理の運用負荷を軽減する鍵管理サービスが活用できます。
「S.COATBOX/DS」を導入することにより、これまで活用されていた安価なインターネット回線を高セキュア化し、セキュリティ強化と運用管理作業を意識することなく、IoT推進に必要な機器やシステムなどをインターネットでつなげることが可能となります。 今後、日立産業制御は「S.COATBOX/DS」の拡販を通して、製造業のIoT化を支援します。
名称 | 詳細 | 参考価格 (税抜) |
販売開始時期 | ||
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S.COATBOX/DS | 暗号化アプライアンス製品(2台以上*8) | \616,000~*9 | 2017年 10月20日 |
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保守費(年額) | ソフトウェア保守 | ① 鍵管理サービス(必須) |
\33,000~*9 | ||
② 一般問合せ・障害対応 (オプション) |
オープン | ||||
ハードウェア保守 (オプション) |
センドバックによる修理対応 | オープン |
なお、「S.COATBOX/DS」は、「Hitachi Social Innovation Forum 2017 TOKYO*10」ならびに「SCF2017/計測展2017 TOKYO*11」の日立ブースに、日立情報通信エンジニアリングと共同出展します。
株式会社日立産業制御ソリューションズ
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