株式会社日立産業制御ソリューションズ(取締役社長：木村 亨／以下、日立産業制御)は、交通流シミュレーションシステム「TRAFFICSS」(トラフィックス)(以下、「TRAFFICSS」)の右側通行版を10月27日より日本と中華人民共和国(以下、中国)および東南アジアで同時発売します。
日立産業制御は、海外の道路施策支援を行っている国内の建設コンサルタントやゼネコンおよび中国や東南アジアの道路施策立案関係者を中心に本システムを拡販し、今後2年間で20システム、受託業務80サイトの受注をめざします。
「TRAFFICSS」は、道路を走行する車の挙動をコンピュータ上でシミュレーションすることにより、新規道路建設や渋滞対策など、さまざまな道路施策の効果や課題を定量的かつ視覚的に評価することが可能なシステムです。「TRAFFICSS」を活用して道路施策を事前評価することにより、道路計画業務を効率化することが可能です。
近年、都市開発や大規模イベントなどに起因する交通渋滞や、それに伴う自動車排出ガスによる環境汚染が世界規模で問題となっています。一方、電気自動車や自動運転車の導入加速により、充電ステーションの設置など新しい交通インフラの整備が求められています。このような世界的課題を背景に、国内の道路行政・建設コンサルタント各社が海外の道路施策支援を行う機会が増えており、「TRAFFICSS」を海外道路の施策においても活用したいとのニーズが高まっています。加えて深刻な渋滞問題を抱える中国および東南アジアの道路施策立案関係者からも日本市場で実績を持つ「TRAFFICSS」を活用したいとのニーズが高まっています。
このようなニーズに応えるため、日立産業制御は、これまで日本を対象に、左側通行版を販売していた「TRAFFICSS」の右側通行版を開発し、日本と中国および東南アジアにおいて販売を開始します。加えて、海外の道路交通を対象とした「TRAFFICSS」シミュレーション請負業務も同時に提供を開始します。
日立産業制御は、今後も「TRAFFICSS」の機能強化により、多様化するお客さまのニーズに応えていきます。また、「TRAFFICSS」の拡販地域についても順次拡大し、グローバルな視点で安全・安心な社会の実現に貢献していきます。
| 名称 | 詳細 | 価格(税抜) | 出荷開始時期 |
|---|---|---|---|
| パッケージ販売 | TRAFFICSS OD Ver.3.0*1 （CD＋1ライセンス） |
800,000円〜*2 | 2017年10月27日 |
| 追加ライセンス*3 | 1本〜*4 | 400,000円〜*3 | |
| シミュレーション請負業務 | ・シミュレーションデータ作成 ・シミュレーション実行 ・シミュレーション結果集計 ・アニメーションデータ作成(2次元または3次元) |
個別見積*5 | |
| サポートサービス | ・製品への問い合わせ対応 ・お客さま作成データの診断 |
200,000円〜/年 |
| 項目 | 動作環境 |
|---|---|
| OS | Windows® 7、Windows® 10 |
| CPU | Pentium4プロセッサ 1GHz以上推奨 |
| メモリ | 512MB以上推奨 |
| ハードディスク空き容量 | 1GB以上 |
| その他 | 3次元表示にはOpenGL*6が必要 |
http://info.hitachi-ics.co.jp/product/trafficss/index.html
本システムは、日立が2017年11月1日(水)〜2日(木)に、東京国際フォーラムで開催する 「Hitachi Social Innovation Forum 2017 TOKYO」において、紹介いたします。
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