組込み開発現場では、機器に求められる機能が複雑化、多様化しています。このような現状を打破するためには、「エンジニア不足の解消」・「開発効率向上」が必要になってきています。 オープンかつ、フリーで使えるLinuxは、ソースコードが自由に使えるため、「エンジニアのスキルアップ」や豊富な資産利用が可能であるため、「開発効率向上」ができることから注目を集めています。
Linuxは、自由に入手可能なフリーOSです。入手したその日に直ぐにでも開発現場で使えます。 ただ、Linuxを使い方が良く分からずに安易に開発現場で利用すると、手戻りなど開発での問題が発生します。
車載情報端末では、Linuxデバイスドライバ開発のほか、車載IVIシステムに必要となるHMI部分のFrameworkの開発を行った経験があります。
携帯情報端末では、スマートフォン・携帯電話のPF開発にて、Linuxデバイスドライバ開発〜アプリケーションまでの幅広い範囲で対応を行った経験があります。
No | 項目 | 内容 |
---|---|---|
1 | 対応CPU |
・ARM 系(Renesas製SoC,Freescale製 SoC,TI製SoC,Qualcomm製 SoC) ・Intel製 Atom,Bay Trail ・ARM on FPGA(Xilinx製/Altera製) ・MIPS ・SH |
2 | 対応ディストリビューション |
・Yocto ・Ubuntu ・Android ・Tizen ・ARM-Linux(Linaro) ・Monta Vista Linux ・AM-Linux ・ARC-Linux |
3 | 各種ドライバの開発、製品仕様のカスタマイズ | SD Card/SATA/USB(Host,Function)/I2C/USB-LAN/NAND Flash/eMMC/Ethernet/PCI-LAN/RF(CDMA,LTE)/Wi-Fi/ Bluetooth/PMIC/Key/LEDなど、製品必須のドライバ多数。 |
4 | ミドルウェア/アプリケーション |
・DTV : 選局 EPG HDD録再 DLNA VOD ・通信 : 3G 4G GPS NFC Bluetooth Wi-Fi ・3Dグラフィクス : OpenGL ES ・センサー : 加速度センサー 地磁気センサー ・音声認識、音声合成 カメラ メディア再生 DB(SQLite) |
5 | 性能改善 |
・起動/終了シーケンスの高速化 通信応答時間改善 ・描画処理改善のためのハードウェアアクセラレーション対応やライブラリフレームワークの改良対応 |
6 | 不具合解析 |
・Linux Kernel State Tracer(LKST)/ftrace/ Timedoctor / KenelSharkなど、OSSソフトを用いた解析支援 ・解析結果を用いた性能改善、品質改善対応 |
当社では、組込み開発と画像処理技術を長年に渡って経験してきています。この経験から、ハードウェアとソフトウェア両面を意識したシステム設計・アーキテクチャ設計を提供することができます。
昨今、Zynq(Xilinx製),Cyclone (ALTERA製)など、FPGAの中にARMコアを搭載したSoCなどが出てきています。
このようなデバイスを利用する場合に、単なるLinux PF構築だけでなく、FPGA内のロジック部分・周辺回路のプラットフォームも合わせて構築し提供することができます。