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日立産業制御ソリューションズ

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NEWSRELEASE

  • ※このニュースリリース記事の情報(製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URLなど)は発売日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。


報道各位

2013年11月14日
株式会社日立アドバンストデジタル

自動車向け機能安全規格
「ISO 26262」の自己適合宣言について

〜最高の安全度水準(ASIL D)での開発に対応可能〜



株式会社日立アドバンストデジタル(代表取締役社長:藤井 禎三、本社:横浜市)は、2013年11月13日付で自動車向け機能安全規格「ISO 26262」国際標準規格に対し、当社の開発プロセスおよび関連ガイドラインについて自己適合宣言を行いました。

今回の自己適合宣言は、以下に示すプロセスを対象としており、各開発プロセスがISO 26262規格の要求に則っていることを、ISO 17050-1適合性評価に基づいて宣言するものです。

  • ISO 26262-2 自動車―機能安全― 第2部:機能安全の管理
  • ISO 26262-4 自動車―機能安全― 第4部:システムレベルにおける製品開発
  • ISO 26262-5 自動車―機能安全― 第5部:ハードウェアレベルにおける製品開発
  • ISO 26262-6 自動車―機能安全― 第6部:ソフトウェアレベルにおける製品開発
  • ISO 26262-8 自動車―機能安全― 第8部:支援プロセス

当社は、ISO 26262制定にあわせ社内体制を整えるとともに、開発プロセスの見直し及びガイドラインの定義を行い、Part2:機能安全の管理、Part4:システムレベル、Part5:ハードウェアレベル、Part6:ソフトウェアレベル、Part8:支援プロセスの安全度水準(ASIL A-D)の範囲に対してアセスメントを実施し、適合を確認いたしました。

この活動の中で育成した多数の機能安全技術者(※1JARI/MIRA Functional Safety Engineer)を中心に、今後もプロセス、技術の継続的な改善と人材育成を通じて、お客さまへより安全で信頼性の高いサービスの提供に努めてまいります。

※1:Functional Safety Engineerとは、一般財団法人日本自動車研究所(JARI)と英国MIRA社が認定する 機能安全技術者の資格です。

近年、自動車は電子化・電動化により電子制御システムの複雑化が進む一方、運転支援機能など安全性能実現へのニーズがますます高まっています。ISO 26262は、これらの要求に対応し2011年11月15日に発効された規格で、安全に対する設計思想や設計根拠、検証結果などのドキュメントとトレーサビリティを取ることを求めるものです。

当社は、このニーズに応え、今回の宣言を基にお客さまに貢献するビジネスを展開してまいります。
さらに、今回導入した当社の開発プロセスを、ISO26262の対象である自動車分野に加え、医療、社会インフラなどのシステム開発においても適用可能にすべく推進し、各分野の機能安全対応ニーズに応えてまいります。

なお、今回の宣言に対応した当社の取り組み、サービス内容を11月20日から11月22日までパシフィコ横浜展示ホールにて開催される「Embedded Technology 2013(ET2013)」の当社ブース内で紹介いたします。

特記事項

  • ISO 26262-2 7節「アイテムの生産に向けたリリース後の安全管理」は対象外とする。
  • ISO 26262-4 8節「アイテム統合及びテスト」、9節「安全妥当性確認」、10節「機能安全アセスメント」、 11節「生産に向けたリリース」は対象外とする。
  • ISO 26262-8 12節「ソフトウェアコンポーネントの認定」、13節「ハードウェアコンポーネントの認定」、 14節「使用実績による論証」は対象外とする。
  • 規格各部の節単位に満たない識別可能な要件単位での除外については、支援文書 Conformity_Assessment_Reportに明示されている。
    要件単位での適合判断については、支援文書Shall_Statements_Checklistに明示されている。

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